ご家庭でもご用意できそうな教具(道具のことですが、モンテッソーリではこのように呼びます。)を少しご紹介したいと思います。

 

空けうつし①

子どもの手に収まるくらいのピッチャーの中に豆・米・色砂などを入れて別な器に空け移すことを言います。
この時も器に近づけすぎないように注意すること、こぼさないように空け移すことに集中すること。
こぼれた時は、拾って器に戻せば良いこと等も伝えます。

 

空けうつし②

小鉢のような浅めの器に木のビーズ(豆・丸型のスポンジ等中身は変えても良い)を3種類(1色10個)を空の器を3個用意して同じ種類のものも分けて空け移す。
最初は手で・スプーン・トング・箸など空け移す道具を替えてみる。
落とさないように・同じものを同じ器に・1個ずつゆっくりと空け移す。

 

糸巻

厚ボール紙を円形に切り、周りをピンキングバサミで溝を付けます。
上から真っすぐ下の溝に糸をかけ、上は右側、下は左側の溝に糸をかけ時計回りに巻いていきます。
糸を解くときは、決められたトレイのようなものを用意してその中からはみ出さないように糸を入れておく。
絡まらないように注意する。

 

縫いさし

  

 

色画用紙に簡単な絵を描き輪郭に沿って等間隔に黒点を付ける。
先のとがったもので黒点に穴をあける。
針に糸を通し、印刷面の裏側から針を通し、順番に隣へと進めていく。
この時最初の糸が抜けてしまわないように玉結び及びテープで留めておく。

 

いかがでしたか?
モンテのお仕事のほんの一つですが、ご紹介させていただきました。
最初の頃は、思うようにいかず失敗してみたり、集中する時間が短く途中で諦めてしまう子もいました。
続けていくうちに、時間がかかっても完成した時に大きなため息が出ることが多々あります。
きっと出来たという喜びを感じているのだと思います。
完成させた満足感と集中した状態から解き放たれたときほとんどの子の目が一瞬にして変わります。
自信と達成感からか、とても良い表情を見せてくれます。
ご興味ある方はどうぞお試しください。

 

 

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